要法寺様(日蓮宗)

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お盆とは自分の供養、先祖の供養、子孫の供養

  追善の供養とは先祖や死者だけでなく生きている私達親兄弟みんなの供養です。
私達の心の中には仏の世界から地獄の世界、十界があります。死者の霊も私達の心の中にあります。お盆の供養をすることにより自身の供養もしてゆく。これがお盆の供養で自身の徳道をつむことでもあります。 

追善の供養
お盆や葬式、法事の基本は善の心を生きているうちに養ってその養った心をお供えとしていずれ私も霊山浄土へと行きます。という心で供養することが基本です。
日蓮上人が弟子の方の母親の供養をするにはどうすればいいのかということを盂蘭盆御書という手紙に書いておられます。法華経を信じれば自分だけじゃなく、父母だけじゃなく、皆に無限の功徳がある。だからあなたもがんばって修行してください。ということをおっしゃっておられます。

お盆は関東では7月、関西では8月、地方では旧暦と一般に言われています。
習慣として灯篭などを飾りますがあれはここで供養しているという仏様への目印しとしてつけると言われています。
 昔は各家々では精霊棚をこしらえ位牌を飾りその時期の野菜などを供え、きゅうりの馬で早く帰ってきていただいて、茄子の牛でゆっくり帰るようにとナスときゅうりに足をつけてそなえました。これは多分おじいちゃんおばあちゃん達がお孫さん達にその家のお盆の迎え方を代々家族に伝えていたものと思います。昔はその家々のお盆の迎え方がそんな風にありました。小さい子供達が仏様を身近に感じ、そのことを自覚するときでもあり、そのように家族と一緒に牛や馬をこしらえながら、自分の心もまさに成仏する準備の段階を踏む。それが一番のお盆の供養の基本だと思います。
たとえばきゅうりをお供えしようと思って裏の畑に行き、そう言えばこれはおじいちゃんの好物だったと思う。 きゅうりを見たときから供養が始まっています。 故人が好きだったものはその家の人が一番よく知っています。そういう食べるものにしてもお供えするものにしてもすべてやはりその家の人達が亡くなられた人達のことをおもいはじめて成り立つ供養だということです。
 花一つにしても昔は家々でその時期に間に合うようにと種から植えて、そしてその人のことを考えながら育てる。そういうその供養の心が大事であり、そうする事により自分の心が成仏する、ということだろうと思います。


祭壇の画像(こちらをクリックするとご覧になれます)


☆初盆とは、亡くなって四十九日が終わった後来る初めてのお盆をいいます。
☆とぼしあげとは、初盆の翌年のお盆のことです。
☆ここでいう普段のお盆とは、初盆、とぼしあげ以外のお盆のことを指します。
☆お墓参りは、初盆ととぼしあげの場合は、灯ろうの灯入れの日までにすませます。
  普通のお盆の場合は、12日までにすませます。
☆お供物・・・時期の野菜(トウキビ・カボチャ・キュウリ・トマトなど)百色の御食
 御本膳、御菓子、果物、故人の好物をお供えします。
☆送り火・迎え火は常にお盆のときたき、仏様を迎えます。
  事前にお墓参りをして迎え火をたきます(13〜15日)。
  16日には送り火をたき帰っていただきます。
☆お盆の前の月の28日に祭壇をかまえ、精霊棚・灯ろうを準備して火入れをします。
☆旧盆は年により日が違います。

 

七月盆 八月盆 旧暦盆 旧盆は年により日が違います。七月八月盆を参考になさってください。
灯ろう火入れ 6月28日 7月28日 旧暦の
6月28日
祭壇をかまえ灯ろうを吊るし火入れをします
迎え火 6月28日
7月13日
7月14日
7月15日
7月28日
8月13日
8月14日
8月15日
旧暦の
6月28日
7月13日
7月14日
7月15日
この日までに墓参りをします
祭壇、仏壇を飾る 夕方、迎え火を焚きます
盆期間 7月13日
7月14日
7月15日
8月13日
8月14日
8月15日
旧暦の
7月13日
7月14日
7月15日
送り火 7月16日 8月16日 旧暦の
7月16日
昼間、送り火をたきます

※今年(平成24年)の旧暦の盆期間は8月30日〜9月1日までです。


盂蘭盆御書

 

 

 

 

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