真如寺様(曹洞宗)
 
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お盆の由来


曹洞宗は
 道元禅師が中国から日本に伝えられ、瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師が 広められた。道元禅師は福井県に永平寺を建立し、瑩山禅師は能登に総持寺祖院を建立した。曹洞宗では道元禅師を高祖と呼び、瑩山禅師を太祖と呼んで、両祖を同じように尊崇する伝統が現在まで続いている。
  曹洞宗は一般庶民の中に浸透していったので、文化の面と結びつくことは少なかったが、広く大衆に支持され続けた。宗風は、法に順じて修行するとき、行為の当体そのままが悟りの体現に他ならないとする本証妙修の教えを説き専心、坐禅弁道することの要を説く。

曹洞宗のお盆
 どこの宗派も同じであるが、お盆は地域によって内容が異なっている。水車をする所もあれば、祭壇でするところもある。同じ宗派でも地域によって違ってくる。だから、お盆だからと言って特にしなければいけない事というのはない。亡くなった方に対してどれだけのことができるかがお盆という行事である。

お盆の飾りつけ
 お盆というのは「施餓鬼供養」の行事である。亡くなった方には餓鬼になった人もいれば、ならなかった人もいる。餓鬼にならなかった人に対してはこれからもならないように、また餓鬼になった人に対しては助ける意味を込めて、お盆には食べ物を普段より多くお供えする。最近ではお膳を飾る人が多いが、本当は「餓鬼飯」というものを作ってお供えする。またなすやきゅうりに足をつけて、なすは牛に、きゅうりは馬に見立てて飾る。これには亡くなった方がお盆に帰ってくるときにはきゅうりの馬に乗って、感謝の気持ちを込めて福をもたらして下さり、あの世に帰られる時にはなすの牛に乗り、きゅうりの馬にその家の不幸を乗せて帰ってくださる、という意味がある。
  お盆の時期にほおづきが多いのにも理由がある。ほおづきは中の実も赤いし外側の皮も赤い。それを提灯に見立てている。ほおづきをなすときゅうりと一緒に飾ることによって、仏様が帰って来られるときに暗い道を通らずにすむ、と言われている。


※檀家さんにすすめること

お盆には7月盆と8月盆、旧暦盆がある。現在は8月の13,14,15がお盆休みのところが多いのでその日がお盆だと思われているが、本来は7月盆である。だから初盆を迎えられる方はできるだけ7月にお盆を迎えたほうがよい。また、最近では飾りつけにしても、周りがしているから自分もする、という人が増えている。何をどう飾るかではなくて、なぜそういう飾りつけをするのかということを知ることが大切なのである。


※今年(平成24年)の旧暦の盆期間は8月30日〜9月1日までです。

 

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